コロナ禍においてストレスを抱えてしまうケースが見られます。以下のストレスチェックを参考にストレス度を評価してみましょう。

 

新型コロナウイルスの影響が出てからのあなたの考えや思いについてお答えください。

 

1. 「外出自粛」と言われ、行動を制限されることは私にとって強いストレスだ。
2. 外出や休日の活動が思うようにできず、ストレス解消や休養が十分にできていない。
3. 正直なところ、コロナ前よりもコロナ禍での勤務形態の方が楽だ。
4. マスク着用やソーシャルディスタンスの順守など、新しい社会ルールに抵抗を感じる。
5. マスクをしない人がそばにいると、不安や怒りを強く感じる。
6. 仕事において、コロナの影響で売り上げが減るなど、いくら努力してもどうにもならないことを実感することがある。
7. 不特定多数の人を接客する中で、感染するのではないかと不安になることがある。
8. 今となっては以前の働き方に戻ることの方がむしろ大きなストレスだ。
9. 外食や買い物などで、店員の方から距離を置かれて、とまどいやさびしさを感じることがある。
10. 余暇や趣味を楽しむことができず、仕事に対してもモチベーションが上がらない。
11. 人との適切な距離感がよくわからなくなることがある。
12. 今回の新型コロナの影響で、先行きが見えず、苛立ちや不安を感じる。

 

【採点方法】

以下の項目ごとに「はい」の数を数えて集計してください。
「はい」の数が2つある項目は、あなたが今が受けているストレスの可能性があります。

A 再適応ストレス・・・3と8
B 制限に対するストレス・・・1と4
C 感染リスクストレス・・・5と7
D 無力感ストレス・・・6と12
E メリハリ減少ストレス・・・2と10
F 人との距離感ストレス・・・9と11

 

【解説】

 

A 再適応ストレス:このストレスが高い人は、コロナ禍により一度変わった働き方に慣れており、元に戻ることにむしろストレスを感じます。リモートワークが多かった人は、今後、出社中心の働き方に戻る際には、無理をしないように気を付けましょう。
B 制限に対するストレス:このストレスが高い人は、もともと自分のやり方ことを制限されることに、強いストレスを感じがちだと言えます。ルールを逸脱しない範囲で、意識的にガス抜きをすることが大切です。
C 感染リスクストレス:このストレスが高い人は、感染を強く恐れ、人との接触に恐怖感や不安感を感じています。不確かな情報に振り回されたりされがちですし、いつも気を張ってしまうので、そんな自分の態度自体が大きなストレスになってしまいます。ネットなどで錯綜する情報に惑わされず、適切な行動を取るようにするとよいでしょう。
D 無力感ストレス:このストレスが高い人は、自分の力ではどうにもならない環境の変化や生活の変化によって、積極的に生きていこうという意欲が低下している可能性があります。まずは休息をしっかりとりながら、状況をより広い視野でとらえてみましょう。どうにもならない中でも、前向きになれる部分が見出せるかもしれません。
E メリハリ減少ストレス:このストレスが高い人は、日々の生活に刺激やメリハリを感じず退屈さや窮屈さ感じている可能性があります。余暇に新しい趣味にチャレンジしてみるなど、可能な範囲で新たな変化を生活の中に取り入れるように心がけるとよいかもしれません。
F 人との距離感ストレス:通常人は、相手との親密度などをもとに、ちょうどよい距離を保ちながら、つきあうものですが、コロナ禍の様々なルールは、こうした距離感をわかりにくくしている側面があります。このストレスが高い人は、こうした距離感の変化に戸惑いを強く感じていると言えます。このようなときだからこそ、安全を確保しつつ、親密な相手とのコミュニケーションは密にとり、人間関係のありがたさを意識できるとよいですね。

 

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本件に関する問い合わせ先

ユナイテッド・ヘルスコミュニケーション株式会社
連絡先:stress-check@uhc.jp